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私は私、あなたはあなた

エネルギーとして見る時

私の行い(思い、行動)は私のものです。

私以外、例えばAさんの行い(思い、行動)はAさんのものということになります。

「Aさんが、Bさんに意地悪なことをした」

というとき、

"意地悪をした"というのは、Aさんのエネルギー(行い)です。

Bさんは何か他のことに夢中で意地悪されたことに気づかなかったとします。

この時、"○○に夢中になっている"というのがBさんのエネルギーです。

AさんとBさんのエネルギーは交わっていません。

でも、Bさんは意地悪されたことに対してAさんに腹を立て、怒りを向けたとします。

この場合は、"腹を立てて人に怒りを向けた"というのがBさんのエネルギーとなります。

後者の場合は、AさんとBさんは意地悪と復讐のエネルギーを共同創造しています。

Bさんは一見被害者にも思われるのですが、きっかけがどうであれ、自分で作り出したエネルギーは自分で責任を持つことになります。

BさんはAさんの攻撃に対して、復讐したいほどの怒りをAさんに向けるのではなく、Bさん自身の中にあるものとして見つめる必要があります。

初めに書いたように

Aさんによって引き出された、その怒りや悲しみ自体は
(それを引き出した)Aさんのものではなく、
Bさんのものだからです。

もちろんAさんにもBさんに意地悪をしたくなる何かがありますが
それを見つめるのはAさん自身の仕事です。

Bさんが、Aさんの抱えているものについて考える必要はない、ということになります。

BさんのマインドはAさんについてぐるぐる考え始めるかもしれませんが、
その間、Bさん自身の流れは止まり、消耗します。

☆☆☆

ある女性がお見合いで結婚しました。

相手の男性と男性の両親に強く望まれて、結婚を決めたのです。

二人は育った環境が全く違ったので、結婚生活は特に女性にとって、戸惑うことも多くありました。

その女性は大切に守られて育ち、苦労を知らなかったので
男性と結婚し、知らない土地で子どもを育てることは大変なことでしたが、
そのなかで生きる強さも身に付け、子育てが終わってからは
趣味を楽しんだり、夫や友人と旅行に行ったりすることもあり、幸せだと感じていました。

でもそんな時、義母がぽろっと女性のことについて
「嫁にもらってしまえばこっちのもの」と、誰かとの会話の中で発言したのを聞いてしまいました。

それを聞いたとたん、女性は、これまでの結婚生活が騙されていたかのような気持ちになってしまいました。

でも実際には、「嫁にもらってしまえばこっちのもの」という考え方は義母のものであり、
女性にとっての現実ではなかったはずです。

女性にとっては、結婚して、子どもを産み、一生懸命育ててきた、ということが現実であり(彼女にとってのエネルギーであり)
義母のエネルギーを受けとり自分の一部にするかは
彼女自身で決めることができます。

義母がどんな考え(エネルギー)を持っていようと
そこに関わる(交わる)必要は本来ないのです。

その場では嫌な思いもするかもしれませんが、
義母のエネルギーから離れてしまっていいのです。

犠牲者のエネルギーを選択して、苦労する必要はないからです。

なかなか離れられないとき、自分の中に残ってしまっているモヤモヤを感じてみる必要があります。

しっかり感じきるとエネルギーは流れていきます。
(蓄積している場合、流れても流れても次が出てきて、すぐに流れを実感できないこともありますが、流れています。)

※この時に感じているエネルギーを愛のエネルギーで上書きするイメージをすると変化を感じやすいと思います。

そうして、"自分の道を生きる人生"を選択していくことができます。

by spring4433 | 2017-08-29 10:48 | ブログ | Comments(0)